ドライビング傘寿ガールズ。

遊びをせんとや

咲き始めてから気温の下がった日が続いたせいか、ここいらの桜も今年は花の時期が長めだったように思う。その長めに咲いていた花も終わりになった頃、母の同級生のR子さんが80過ぎてもう飛行機の距離の移動もいつが最後になるかもだからと東京から母に会いにきた。

これが最後かもしれないとあちこち遊びに回るも以前のようには体力がついていかないし、あれこれ食べたいと思うほどには入っていかない82歳の二人。

さらに偶々2人と同じ年齢の亡妹の姑さんからお誘いあって、なぜか従弟の運転に私と長男がおまけというなんだかよく分からない面子で筑後の方に少し遠出ドライブ。R子さんの滞在中1週間急に冷え込んだかと思ったら夏日になってみたりと気温のアップダウンも激しい中、この日は朝から竜巻注意報。風雨に加えて雹まで降ってきたかと思えば晴れ間も出たりと1日でかなり忙しい天気だった。

山上の見晴らしのいいホテルでお弁当をいただいたのだけど、これが本当においしくて、この値段で本当にいいんでしょうかという内容だったのだけど、みんな夢中で食べ始めてしまって誰も写真を撮らなかった。眼下の緑は麦畑、あれみーんなキリンビールになるとですよ、と姑さん。

80代トリオ、食事前にも高速のSAで買い物したが食後も大雨の中道の駅2件梯子。地元のおいしそうなものを嬉々として次々カートに入れていく。私も少し野菜や果物を買ったがその時うっかりメダカ6匹入りのボトルが目に入ってしまい、それもしっかりお買い上げ。全員に呆れられる。

雨の中、道の駅を2件梯子もちょうど上がったものだから時期は少し早いけどここまで来たことだし、ということで藤の花を見に立ち寄ってから帰路に就く。食事が済んだら午後早い時間には戻れるつもりでいた従弟はすっかり80代伯母たちのペースに振り回された形ですっかり夕方。

翌々日にはまた別口からのお誘いでR子さんと母、今度はウナギを食べに北九州方向へのドライブに出かけたらしいが、もうさすがにしんどくなってしまったよう。

ことあるごとに「もう次のことは分からないから」と繰り返すR子さんを「まぁそう言わずまたおいでくださいな」と」空港まで見送ったのが昨日のこと。福岡空港も整備が進むにつれ、一般車を横付けして乗降できる場所がターミナルの端と端に限定されてしまって、歩くのがイヤ、なおかつ車椅子も嫌がる母を連れていくのが至難の業。

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