借家撤収。

日々のぼやき

調布から福岡への荷物と猫たちの移動を経て数日後、長男に猫を任せて再び調布へ。今度は同じ市内での夫への新居へ荷物を移して借家からの撤収にかかる。

そこからまた今福岡に戻ってきて1週間が経過したところなのだけれど、会う人会う人に「引越無事終わりましたか」と挨拶されるのだけど、とりあえずにも「おかげさまで」という言葉がすんなりと出てこないのは、夫の新居の方があまりにも片付かないままでのタイムアウトで中断してきてしまったような状況だったもんだから。

とにかく夫はモノを捨てられないニンゲンで、学生時代からのコミックスやノートの類を処分しないままで前回の引越で屋根裏部屋に直行した段ボール箱だけでもワケ分かんない数あったりで、最初から終わる気が全くしてなかったのも事実。今回一人住まい用に借りた2DKには当然屋根裏も物置もないんだから、当然行き場のない段ボールで溢れかえったままになるのは物理的にも必然でしかないのだが。そんな夫が「次引越すときには身の回りのものだけにするつもりでないと」と言い出したことは、私にとってはそれこそヘレン・ケラーのWater的衝撃でもあった。

などなどまるですべてが夫のせいみたいな口ぶりだけれど、自分だってなんだかんだで手放し切れていないモノだらけ。本もCDも最後は選別することさえ諦めて捨てたし、福岡まで運ぶこと、そして置き場を考えたら大きめの素焼きの鉢も土壇場で業者さんに回収してもらった。それでもまだどさくさに紛れて運んできたモノで新居も溢れかえっていて、たぶん半分以上は本当は要らないもの、手放していいもののような気がしてしまう。

これまでの何十年という自分自身のとっ散らかった願望の迷走の軌跡と正面から向き合うというだけでしんどいことだし、それをどう整理していくのかそう簡単には答えは出ない。

調布の借家は庭遊びと猫という、それまで実現できなかった夢をかなえてくれた場所。それをいつでもある程度整った状態に維持する、という所にはとうとう最後まで手が届かなかった。その反省も踏まえて、ここからの生活をどうしていこう。

その後の猫らは元気で、食欲もトイレも問題なく快調。むしろ朝飯前の一暴れが引越前よりも激しくなってひやひやしている。今後まだ少なくとも2回は引越する見込みではあるんだけど、あまりに元気よく走り回るもんだから想定以上に早く次の転居という事態にならないとも限らない。

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