小春日和、片付かぬ日々。

会期終了も間際になってようやく行ってきた県立美術館「没後五十年髙島野十郎展」。

いつもなら図録は買わない方針なのだけど、車椅子押しながらで撮影可の作品も一切撮影しなかったことだし（したところで下手くそな写真しか撮れないし）、見本をぱらぱらめくっただけでも関わった学芸員諸氏の熱量が迸ってくるような内容の充実度、さらに又吉直樹の野十郎オマージュ掌編小説まで収録されているし、で方針曲げて。母、長男とのこれが最初で最後になりそうな親子三代での観覧記念ということで。

週明けての朝、先日柿のヘタが乗っていたのとほぼ同じ場所にミツバチが一匹身じろぎもせず。しばらくして部屋から窓の外を見た時にはもういなかった。

力尽きて風に飛ばされていったのではなくて、小春日に一休みの後にもっと居心地よい場所に向かって飛んでいったのだったらいいなと思う。

さて冷蔵庫の中も品薄なので午前中のうちに買出しに、とエントランスから駐車場へ出ようとすると、今度はなぜかプラスチックのアヒルがぽつねんと。どこぞの部屋のお子さんの砂場道具からの落とし物か何かだろうか。買い物から戻ってもまだそこにあって、夕方の整体から帰ってもまだそこで置き去りだったら連れ帰ってうちの風呂場チームに加えてやるかと思ったら、その時間には無事持ち主に、かどうかは不明だがとりあえずは回収された模様。

ということでうちの浴室についてはキューピー＆アヒル3ピース体制のまま、新メンバー参入はなし。ちなみにキューピーとアヒルまつ毛なしが調布借家時代からのオリジナルメンバー。二拠点暮らしで福岡にて別途結成したまつ毛親子と合流合体して現在に至る。