収納の整理についてはまだ一応の仮置き状態。一人の仮住まいに長男と猫2匹が増えれば食料や日用品の備蓄のためのスペースもいるし、一方で使っていないけどなんとなく捨てるの保留で残っているモノも少なくなかったり。
さらに越してきて以来荒ぶり続ける猫ズによって棚がすっかりジャングルジムと化してしまい、よじ登り&蹴落とし防止対策の試行錯誤で収納物の配置がなかなか安定しない。
そうは言ってもそういつまでも部屋の整頓にばかりかまけているワケにも行かない。引越が済んで落ち着いてからと保留にしていたあれもこれも、いい加減着手しなくては……と言いつつも、さる所から何かの話の流れで「読んでみませんか」とさとうみつろう氏の分厚い著作を一度に3冊も持ってきてくださったのでこれも早く読んでしまわねばとか、つまりその後も相変わらずぐだぐだで暮らしていた。
入社する時点からいかに早くそこから抜けるかばかり考えていながら思いがけず20年勤めた会社と完全に縁が切れてからまる2年。
そこまでメンタル追い込まれるほどに会社という世界に取り込まれてはいないつもりだったのだけど、そんな自分でさえ原因不明の不調から始まって突発性難聴からのメニエールとか、心因性が強そうなのは一通り経験したし、早くこの世界から解脱したいとばかり考えていた気はするけれど、振り返ってみたらそこにいた人たちの立場もまたそれなりに見えてきて、そこでうまく立ち回れなかった自分自身含めて、おしなべて愛おしい日々だったように錯覚してしまう。
この本を読んでいたら一層そんな気持ちがしてきたのだけど、でももう一度フルタイムで組織の所属員として働きたいかと言われるとかなり微妙。自分にとってあの世界はすでに通り過ぎてしまった場所で、チームで働くということの醍醐味は理解していても、もう1度繰り返してみることにはあまり意義を見出せない。何よりもはや自分の裁量で時間を割いたりスケジュール組んだりができるこの自由さを手放す気にはとてもなれない。
いい加減しんどいからこそのシゴト、みたいなのは自分的にはもう十分にやったと思う。今の生活スタイルのままできることないもんかと虫のいいこと考えてたら、もうまる2年経ってしまったという。
そんな中、東京に残った夫から、2週間入院することになったという連絡。腕に力が入らなかったり指が動かしにくくて病院に行ってみたら脳梗塞の診断という。幸いごく初期だったので特にそれ以外にこれという麻痺も出ていないそう。
とりあえず様子見で来週末からまた東京へ。
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