牛柄猫も早一周忌だなぁと思ううちに5月も慌ただしく終わってしまった。実際のところ世間基準ではだらだらしてたと表現するのが正確でも、主観的に気分としては慌ただしい日々。
雪の心配がない時期になったらまたクルマで調布まで行って引越で運びきれなかった大きめ観葉の鉢の類と一緒に牛柄嬢の骨壺もこっちに引き取るつもりでいたのだけれど、思いがけず2月に夫が脳梗塞を起こして1ヶ月の休職になったりの影響で、その予定は未定のまま。

牡猫たちは相変わらず寄ると触ると毛埃をまき散らしながら元気に騒いでいる。ベランダのメダカも変わらず息災。
引越前に連れてきたものの、逆に引越前後のどさくさでの冬越し失敗で完全に枯れてしまった槿、月桃、茶碗蓮の鉢を片付けて、代わりに先日従弟宅他から分けて貰ったオリヅルランや虎の尾、サボテンの子を小さめの鉢に植えつける。
庭に比べるとコンクリート剝き出しで空調室外機が2台並んだベランダという環境は鉢植えにとってなかなかに過酷。次の引越しのことも念頭に、やたら増やしすぎないようにとは思っているものの。虫除けにもなる月桃は再挑戦しようと苗を取り寄せ中。
今はバジルの苗の、急激に大きくなりすぎた葉を何かの料理に紛れ込ませて消化していくのに追われる日々。
消化といえば冷蔵庫の整理で出てきた抹茶、捨てるには心苦しくて、朝一のコーヒーを略盆手前思い出しながら自服に替える。賞味期限なんてとっくに過ぎてても、味覚的にはそこまで劣化した状態ではないのが幸い。
問題はお点前の方で、いざやってみるとほぼほぼ忘れきっている。あらためて教本を開くもあまり既視感ないのはなぜ。師匠の鋭いお叱りの声は鮮やかに耳に蘇ってくるのに、そもそも全然身についていないという。今時かなり厳しめの指導をされる先生だったけれど、本当によい先生で、なのにここまで何も身につかなかったという結果の甲斐のなさがあまりに申し訳ない。
社中に通えるうちにどうしてもっと集中して稽古に取り組まなかったかなと今更の後悔先に立たずだけども、当時の自分自身どうにも思うように身が入らないという状態のつらさの経験も、それはそれで意味はあったりするのかなとも。自分でも何を言っているのかよく分からないが。
ほかにまだ未開封の小缶が3つほど冷蔵庫に残っていたりしますがね。すべて賞味期限切れのが。毎日これ消化しつつ過ごす時間も、悪くはないと思いたい。
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