5か月ぶりの東京行き。自宅を出る前に天気を調べたらこの日は深夜まで結構な降りが続くと見た時点でいい予感はしていなかったが。
とりわけ夜の便にはあるあるの搭乗予定の飛行機到着遅れに加えて羽田上空の悪天候でなかなか着陸ができず、予定よりも1時間遅くになったため羽田からのリムジンバスは調布行きも新宿行きも終了。とりあえず行けるところまでと京急に乗って品川。間に合わないと思っていら山手線の終電が待ち合わせをしてくれていて、神かと思う。
工事の進行ですっかり様変わりした新宿駅地下構内をタクシー乗り場に抜けて、そこから調布へ。窓の外の景色に、東京は真夜中の1時♪とつい頭の中で歌ってしまう。そして窓の外は東京は東京でも甲州街道。お洒落感もなんもない。降りた時点で雨も上がっていて、どうにか今日の塒にたどり着く。
ちなみに夫は週末夜勤なので、部屋には誰もいない。年末までそれが続いて2日の墓参りも仕事で出られないというので私が上京してきているという次第。
流し回りもテーブルの上も、とりあえず整えてある風なのだけれども、テーブルのべたつきや蛇口回りの水垢の残りに、普段はそんなに掃除はしていないであろうことはすぐ感知できてしまう姑センサー。それでも脳梗塞から復帰して毎日自炊して弁当持参で働いている還暦男子の水準としてはこれ以上ケチをつけるものではない。
前回は水回りの掃除やまだ残っていた引越しの段ボールを片付けたりしていたのだけれども、今回は一切手を出さない。相手の管理下のことは手も出さなければ口も出さないでいこうと前回帰る段階から決めていた。


翌朝身支度を整えたら歩きで甲州街道を遡る途中で朝マックからの布田天神。一の酉ということで2年前に買った一番小さくてシンプルな熊手とお札をお返しする。本来ならここで一回り大きめを買って帰るところなのだろうけど、この日は七五三参りの家族連れが数組。酉の市の出店はなかったので今年はいいか、と。深大寺の節分のお札もたぶん2年分、まだ福岡の今の住まいの玄関の棚の上にある。
足の悪い母と同行でもなく、長男との待ち合わせ時間を気にするでもなく久しぶりに自分ひとりで悠々と買い物。そういえば福岡に越して以来、一人時間が激減していた。

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