福岡に来てやってることと言うと、家業の帳簿付けであったり関連会社の担当さんと会って書類提出したりされたり打ち合わせしたり。自動引き落としにはできない振込や支払いでの銀行手続き。あとは母のあちこち送迎付添運転、母が後見している脳性麻痺の従妹のやっている筆談セッションの同伴。
帳簿も正式なのは税理士さんにお願いをしているワケだし、送迎にしても私が運転するよりはまだ自分が運転した方が早いと内心思っているだろう母なので、実はそこまで自分の立ち合いが必要なことはないような気もするのだけど。
それでも先日内科の診断では1ヶ月の療養食生活の甲斐もなく数値はますますよくない結果で来月には透析に進む気配が濃厚になってきた。
収入という点では会社勤めを去年で切り上げてしまったのは少々早すぎたのかもという気持ちもなくはなかったけれども、そうなってみるとこちらでの生活準備の進捗としてはこれはこれで妥当だったかとも思う。
で。上記以外の時間は何をしているかというと、ただ粛々と家事。家事というか生活リストラクチャリング。退社から1年が経過した今日の時点でまだ模索中。
頭では分かっているつもりで自戒もしていたつもりだったけれど、金銭感覚や生活水準というのはなかなか急に変えられるもんではない。むしろ今後の生活パターンへと移行するための初期投資やらなんやらで通常の年より大きな金額が出ていってるし。
そうやってそれまでの貯金をがりがりと切り崩しながら季節を1周して、年明けくらいからそろそろ収入口の方を検討した方がいいのではと具体的に求人なんかも検索してコンタクトを開始し始めたのだが。
最初の1件は向こうからお断りをいただく。もう1件は求人元の書式に則った履歴書と職務経歴書とやらを作成して提出せよとの連絡がきて、それを作成していたのだけれども。
当面は東京福岡間の2拠点生活をせざるを得ないという条件で在宅リモートに絞って探していたのだけど、その条件だとしてもまず応募の動機が支出に不足する収入の補填ができたら、くらいの動機でも、雇用契約する以上はそれなりの成果を要求されるということ。在宅リモートで時間と場所はある程度自由な働き方ができるようになるとしても、いよいよこれから透析になりそうな母親のサポートに支障はないのかと思うと、職務経歴書を作りながらなんだか不安になってきた。
この状況ではもう少し様子を見た方がいいかもと応募は取下げ、日銭稼ぎの口探しは一旦保留。あらためて出ていく方の見直しにもう一度とりかかる。
まずは年跨ぎでやっていた休眠している証券口座だの銀行口座だの、気がついたらやたらに発行していたクレジットカードの解約の続き。引落口座の変更やら付帯している電子マネーの処理やらといった手配が追いついていなかったり、あるいは単にまだ手が回らなかったりで口座もカードもまだこれで終わりとはなっていない。
マイレージとかポイントとか割引とか、そういうことはもう考えないことにした。残念ながらそういうのお得に上手に利用する才能は元からは自分にはなかったし、やってみて身にもつかなかった。
でもほんの1日か2日の先行予約を手放すの惜しさに松竹歌舞伎会のカードはまだ解約せずにいる。去年の暮れの新橋演舞場の新作歌舞伎「流白浪燦星」のときに隣の席にいらした80代マダムは歌舞伎に限定せず秋時間ができればチケトレ駆使してミュージカルだコンサートだ芝居だと時には1日に梯子で楽しんでいらっしゃるという話で、それも賢いやり方だなぁと感心したものだけれど。まだ次の更新までに東京に戻る期間と頻度次第で再検討。
U-Nextもやっぱり今年も大河が面白くて、福岡の部屋にはテレビがないからNHKオンデマンドでの視聴のために解約ができない。もちろん大河ドラマのためだけというのでは割高すぎるしテレビチューナーとHDを買った方がいいんじゃないかとも思うんだけども、今部屋を借りている物件のTV視聴はケーブル回線だしネット環境もそこまで盤石ではないしで悩ましい。
そんな感じにまず一番締めていくべきはずの娯楽費を締めていこうという気概がまるで脆弱。でもこればかりはあまりにも節約一辺倒だと何を楽しみに生きてったらいいんだか、ってなってしまう。
遠征観劇は基本諦めたし、などなど言い訳しながら2月は歌舞伎座と博多座と、3月の演舞場もすでにチケット確保。
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