遠くて近くてまた遠く。

気になる本棚

最近観た、のではなく思い出した作品2つ。今記憶にあることをメモしておかないとたぶんもう忘れる。

マルジャン・サトラピ「ペルセポリス」(2007)

アリ・フォルマン「戦場でワルツを」(2008)

自分にしては珍しく劇場まで見に行ったアニメ作品で、なぜか後からDVDまで買って手元に置いておいたけれど、引越の際に手放してしまった。

奇しくもイランとイスラエルのカードでいま現時点こういう状況になるなどということは自分に思いもよるワケもないけど、さりとてそんな可能性の種は一切ございませんということもなく、いつ何が起きてもそこまで不思議もなかったりな地帯。

サトラピ氏が1968年生まれ、フォルマン氏が1962年生まれ。ほぼ同世代の2名による、どちらもアニメーションの作品が2007年、2008年とごく近い時期に制作された偶然もまた、不思議。もう20年近く前の作品、ということになる。

2007年、自分はちょうど40歳を迎えた年になるのだけれど、あの頃一体何をしていただろう。コドモが中高生になって、会社勤めでの仕事も嫌々ながらそれなりに安定はしてきていて。休みに一人でふらりと気になった映画を観に行くくらいの余裕はあった、と。当時書いてたブログのサービス終了の時にデータは移行させることなくネットの海に沈めて藻屑にしてしまっって細かく思い出す縁も少ない。

今も当時も。イランもイスラエルもあまりに遠くて、その場所のことを正直どこか虚構のようにしか感じられていない。他人事と扱うのも気は咎めるが、そもそも知ったようなことは何一つ言えない。他人の因果には干渉するべきではないという言葉を、つい最近拾ったような気がする。それこそ数千年という歳月に渡る因果だろうし、衝突を回避するだけの賢さも信仰心も人はいまだに持てずにで。

極東の片隅でぼんやり育った自分とも同世代の2氏も、自分と同様に子供時代にブルース・リーの映画を観ていて、ディスコではPublic Image Limited のThis Is Not A Love Songが流れていて。今この瞬間、二人はそれぞれどのように事の成り行きを見ているのだろう。

先日耳鼻科に向かって歩いていると、小学校の卒業式なのか、学校に向かうそれらしき衣装の少女たちを数名見かける。

病院につけばTVがなんべだか悔しい悔しいと連呼していてなんだろうと思ったら、野球でベネスエラに負けたとか。

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