脱無彩色の御託宣。

日々のぼやき

くたびれた服、もしくは着るとくたびれて見える服を思い切って処分した結果、トップス、ボトムスそれぞれ2,3着を着回すことになる。洗い替えを考えても数としては十分、収納にも余裕ができたのはよいことながら、残ったアイテムはどれでも上下組み合わせOKかというと、そこはちょっと微妙。

さすがに少しは新規に買い足してもいいんじゃないかと、無印にてバギージーンズ1本新調。UNIQLOやGUでなくてなぜ敢えて無印か、という辺りの考察は別の機会に送るとして、ジーンズというアイテムについて言うなら、去年買ったスキニーがすでに1本ある。今回は東京に置いてきた。最近の着用頻からしても、違うシルエットでもう1本あってよしという判断。代わりに同じくいま東京の箪笥にあるカーキのチノパン、最近では庭仕事専用になっちゃってるあれを手放す予定。

なんとなくここ10年カットソーもジーンズも急に似合わなくなったような気がしてたというのに、ここへ来て分からんもんですわ。逆にワンピースやフレアスカートの類と今度は疎遠になりつつあるけど、これも70代に近づいてきた頃なんかに「やっぱりワンピースよね」「フレアスカートよき!」とか言ってたりするんだろうか。

未来のことはともかく、今現時点。カットソーあるいはシャツとジーンズをメインに、たまにキモノ(主に紬系)、ってその方向ということだろうか?別にこの路線と決めてしまわねばならぬというものもないのだけど、基本路線として全体の手持ちアイテム数を絞ると決めた時点でポーカーやマージャンの役ではないけどボトムにデニムが2本もあるという時点でかなり方向が特定される。

ワードローブの方向性が分からない、というのはつまり自分をどんな風に見せたいのかが分からないということ。何を着たいかわからない状態というのは外に対して自分がどういうキャラで振舞いたいという指針が不安定になっているということになるから、よって自分でも落ち着かない。

今手元にあるのは服自体がくたびれている、あるいは着ると自分がくたびれて見えるというのを処分して残っだかてる訳だから、それらの共通点はまだそこまで着古し感が出ていない物、ということになる。それ以外にはほとんどが綿、麻、ウールといった自然素材かつ全体にグレーがかった彩度低めの色。元々そういう好みなもので。白・灰・黒ばかりということもないのに全体的にアースカラー系である種無彩色めいた状態になっているかもしれない。

先週、そんな感じの中である程度マシかと思われる組み合わせを選んで出かけたのだが、先方は私のことを知っているという訳ではなくほんの5分ほどお時間をいただいて言葉を交わしたその終わり際に御託宣のように「あなたは色を入れた方がいいかもしれない。太陽を取り込んだ方が」という言葉かけられれた。

本職が占星術で常々直観で相手のエネルギーを読んで話をされる方なのだけど、そこまでの話の流れとして服に限定して仰ったことではなさそうだったが、場の都合上それ以上追究して意味を伺う時間もなく、自分の中でその意味をつらつらと考え続けている。

服の話ではないにしても、服なんて着る人の為人を表す最たるものなんだから、まずは服に色を持たせる着方に変えてみた方がいいのかなぁとか。

その翌日だったか翌々日だったか、サコッシュ使いしていたグレーのミニショルダーのストラップと金具の継ぎ目が切れた。6、7年はしっかり使い倒したし、元は取れてるだろう。

で、昨日。

ジーンズの裾上げの待ち時間をつぶしている間に、オレンジ色のストラップ付のミニボストンを見かけて、「色…太陽?これ?」ということでお迎えしたのがこれ。

また変なコトに託けて衝動買いなんかして。だけど肩から下げてるだけでなんだか元気になる、そんな気がしなくもない。

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