移動距離だけ積み上げている。

日々のぼやき

福岡から東京まで車で移動。四輪免許としてはおよそ30年のペーパー期間を経ての運転再開から約1年が経過。毎日実家までのルートのように慣れた道はまだいいけれど、長距離単独運転にはまだ不安が残る。毎月の飛行機移動で貯まったマイレージで夫を福岡まで召喚。

連休中は出勤予定だったのでその前の平日2日間有給を取って、その前日に仕事場から羽田直行で福岡一泊からの翌朝出発という元々の予定もなかなかひどかった。が、ここで前日の予定の飛行機が欠航になるというアクシデントに見舞われたものだから、その翌朝振替の便で福岡空港に到着した夫を拾ってそのまま高速に入って関門海峡渡るというバカによりをかけた旅程となってしまった。その日は神戸で一泊して、翌日夕方に自宅着。

夫は自分以上に移動を苦にしない、というかむしろ移動先よりも移動距離を積むことの方に喜びを見出すタイプなので、こういう旅程に特にいやな顔もしない。欠航した夜はそこそこいいホテルのバウチャーも出たとかで、サウナもしっかり入ってきたとかむしろ話のネタにして喜んでいる。そしてとりあえず土日の出勤予定も直前になって中止になったということで到着翌日は1日家でだらだらしていた。いくら乗り物狂いでも今年還暦。運転の3/4は私だったけれども2日間助手席に座っていただけでもさすがに疲れただろうとは思う。

1日空けて、正月に一度帰ってきたきりの次男と待ち合わせ。1年ほど住んだだけで、彼女と一緒に住むのに引越すこととなったアパートの退去立ち合いがあるとかで、その辺りまで車で出かける。その後青梅街道ぞいに善福寺、荻窪、新宿から職安通りに抜けて飯田橋まで。自分としては期せずして学生時代以来、住処と職場を転々としてきた跡を通り抜けてくようなルートになる。

友達とお茶してた彼女と待ち合わせの次男に車を預けてそこで解散、夫と私は外堀沿いを市ヶ谷まで歩いてそこから電車で帰宅することに。

外堀通り沿いもそれなりに縁のあった場所だけど、水上テラスのカフェと釣り堀はいつも外側から横目に眺めただけで、ついぞ中までは寄らず終いだった。

40年足らずの東京生活は、その時はとてもそうと感じられるような余裕もなかったけど、いよいよ終盤が迫ってくればそれなりにシアワセだったんかなというような気もしてくる。あぁしときゃよかったこれはしなきゃよかったみたいなのは結石みたいに記憶の隅でゴロゴロしてるけど、もう一度さかのぼってやり直すだなんてのは考えてみたくもない。ここまでたどり着くのはそれなりにしんどくもあったってことで。まぁまぁこんなもん、と今自分で思えるんだったらそれで充分で、さてそんなことよりここからどうする?だわ。

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