気になる本棚

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ここから始まってここへ帰ってまたその先は。

梅原猛作、1986年新橋演舞場初演。 スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」 主人公小碓命は父帝に命じられて兄橘姫、弟橘姫を帝に献上せず兄橘姫を自分の妻として出仕しない双子の兄大碓命を訪ねていくが、現皇后が自分の子を日嗣の皇子とするために自分たち兄...
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【映画】PERFECT DAYS

ひょんなお誘いで観に行ってきた。これまでヴィム・ヴェンダースは嫌いでもないけどそんなに好きでもないという感じだったけど、これについてはまたいつか繰り返し観たいくらい。 トイレ清掃を生業とする平山(役所広司)は毎日のルーティンをただ淡々と繰り...
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あまり人に会う予定もないけど。

前著『読みたいことを、書けばいい』読了後にすぐ探しに行って読む。 本作は田中泰延氏と編集者今野良介氏とのダイアローグ構成での「会話について」の本で、数年前の疫病禍でのリモート・オンライン一色になった時期を途中に経て出版されている(2021年...
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思いの外側も大事。

早いもんで1月も中旬、大河ドラマも第2回め。主人公まひろ(紫式部)が代筆屋で男の声で、ってさすがにムリでしょそうは聞こえんでしょ、とか、他にも色々設定が意欲的すぎたりもするのだけど、これはあれです、少女漫画だと思ってきゅんきゅんしながらまひ...
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にほんのけしき。

ままならない状況に鬱屈を抱えて日々を過ごす人物を書かせたら他にいないのでは。などとと言い切れるほど小説を多く読んでもいないのだけど、この作家の作品を読む度に思う。 ただ今回の主人公は鬱屈から抜けたその先の人。 読み始めてまず井上馨と伊藤博文...
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