おしなべてよろづよし、たぶん。

夫の退院後、仕事復帰までやや長めの自宅療養期間中1週間を福岡で過ごすことにして、これまた前月の猫移動からまさかの1ヶ月後再度の新幹線。調布の自宅で2週間一人で過ごすよりは福岡で家族といるのもいいけれど、飛行機移動はやめてという病院の診断のため。

ということで今、福岡の２LDKに大人3人猫2匹。学校休み中のお母さんよろしく3度の食事の支度と後片付けだけであっという間に1日終わるし、家の中は常に雑然と散らかり続けている。

余計なモノを持たない、定位置を決めて都度しまう、こまめに掃除する。そういった基本事項の回転を倦まず弛まず継続していくしかない、それだけのことなんだけども。そこで生活する人数が増えるほど散らかる速度は速くなるから、その分片付ける速度も上げていかなくては追いつかない。

20代30代の頃はとにかくこの片付かない問題でとにかくいつもイライラしていた。家の中さえ片付けば人生の半分以上がうまくいくのにとなぜか思っていたのだけど、その頃の自分って子どもも小さくてただでさえ色々手を取られることが多いのに身の程を越えてやりたいことだらけで、そこに掃除の時間を割くこと自体がまたストレスで、の悪循環。部屋以前に自分の頭の中が散らかりすぎていた。

40代に入る頃から掃除が趣味だと無理やりにでも思い込むことで掃除のストレスを解消しようという手段に出るようになったのだけど、これがそこそこ効果あったのか、今ではそんなに掃除自体が苦でもないし、なんなら本気でそこに時間を割くことも厭わなくなった。逆に仕事や何かの用事で思うように掃除に時間を割くことができないのがストレスという逆転現象。まだまだ頭の中は散らかり続けているというだけのことなんだが。

部屋の掃除、整理整頓というのはつまり情報処理だと思う。その時点の自分にとって必要なモノを必要量すぐ取り出しやすい状態に維持することに尽きる。複数人での生活はその分容量も必要だしジャンルも複合的になる分スキルが必要になるけれど、なんにせよ私は還暦まであと2年を切った今に至っても自分一人分の所持品についてもまだまだちゃんと適量が把握できてないしメンテナンス速度も遅れ気味。つまり頭の中もまだまだ片付かないまま。

でもそれなりに系統立てできるようにはなってきたかなとは思うけど。

週明けからの用事が入る前に遅めの梅見がてら大宰府まで。

前回末吉だった御御籤、今回は中吉。