年寄の冷や水六十の手習い還暦のハイヒール。

箪笥のなかみ

一旦は秋らしい日和が月半ばに30℃まで上がったのを最後に、その後はそれなりの気温。昨日ようやくサーキュレーターの最後の1台を分解して箱詰め、押し入れの棚袋にしまいこんだ。ようやく薄手のセーターにも手が伸びる。

なんだかんだでニット好きなのは自覚しているんだが、数えてみたら夏物カーデガン含め9着もあった。さすがに多すぎ。でも本気でヘタるまで手放せない。1番薄手の夏物の肩の縫い目が引きつれて全体に若干よれ気味感が増しているのを除けば、他のは今シーズンもまだ問題なく行けそう。洗濯を失敗して縮ませたのかぱつんぱつんで外では着づらかった紫がかった茶の七分袖や、逆に緩すぎて上半身に厚みが出てしまう黄蘗色のVネック、といった、実は今まで何となくうまく着こなせなかった分ですら、どうしたわけか今着てみると悪くない。

うまく着こなせないのに手放せなかったのが、しっくり来るようになった日には余計に手放すことができるわけがない。肩の縫い目が引きつれているやつさえ、目の伸びてしまった部分を同じような色の糸ですくって縫いこめばまだ着られるんじゃないかとか未練がましく考えたり。でもこれはそのうち諦めがついたら処分しよう。あとは精々しばらくは新しく増やしたりしないよう心がけるしかない。

一方、半年くらい前から1インチサイズダウンした方がすっきり見えるのでは?という感じのしてきたジーンズ。3年前、会社を完全退職したばかりの頃に何年ぶりかで買ったデニムなのだが、いよいよ緩くなってただでさえ高くないお尻の位置が実際以上に下に見える。これを買い替えたい。

もう1つ、グレンチェックのストレッチ素材のパンツ。トップスに何を合わせてもぴんと来ないのはなんでなのかとこれも買ってから数年ずっと思っていたのだが、何の気なしに鏡の前で爪先立ちしてみた瞬間、学生の頃つきあっていた相手に笑いながら言われた言葉が記憶の底から。「あなたのしたい恰好はさ、あと10㎝身長があれば似合うんだろうけどね」

ここしばらく想定外に用事が多くて街中へ買い物散策、なんて都合もなかなかつかなかったのが最終週に入ってようやく落ち着いたのでちょっと出かけて、ジーンズより先に5㎝ヒールをそれこそ40年ぶりくらいに買ってくる。

ろくに歩ける気しはないけど、どうせろくに歩かない車生活。好きなモノを似合わせるための痩せ我慢できる体力の最後の残りで背伸びしてみようかと。

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